浜田省吾歌詞考察

歌詞考察

25歳の頃に出逢った人に布教され、浜田省吾さんを知りました。
当時の私にとても寄り添ってくれて20年来のFANです。
省吾さんの書く詩はとても複雑で20代のきらきらした頃には理解出来ないかもしれません。


今回は【とらわれの貧しい心で
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省吾さんの作る詩を想像するときは必ず静かな雰囲気から始まります。
この曲も自分のやるべきがしっかり理解して生活している人物が浮かび上がります。
私は怒りに狂っていた時期を乗り越えてこんな穏やかな音楽も聴けるようになっていました。

そんなことに気づけなった。イカサマ師になる前はみんな素直な人間だったのだ。
悲しみから逃れた結果がイカサマ師なのであれば同じ悲しみを持った同志なのだ。
私が憎んでいた父も?借金を背負わせられた男も?私は認めたくなかった。
迷いはそこで深くなる
優しすぎて苦しくなる歌詞だな。と感じました。
同志だと気づいてしまっても怒りは消えず、省吾さんの言葉に許してあげたい気持ちにもなり、そんな自分がやはり甘い。と感じたり。

とらわれの貧しい心 私の場合は【被害者である】というマインド
その弱さが同じような人を惹きつけ、依存し、実は既婚者で【被害者を生む】側になり、傷つけてしまった。
私の生活をずっと見ていたかのような詩に怖さすら感じました。

とらわれの貧しい国 この詩を書いた当時は日本は高度成長期だったそうです。
【戦後の著しい経済成長で勝戦国を上回る】状況に国民が舞い上がっていた。
そんなお花畑の中で未来を見据えて憂いだ詩。

日本は原子爆弾の犠牲になった国。
でも被害を受けただけではない。各国へ被害をもたらした国でもある。
日本はどうしようもないほど暴走した時期がありました。
何をしでかすか分からない。と恐れられていた。
戦争によってその芽は完全につぶされ今の日本があるという事。
そういうことを忘れてはいけないよ。

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浜田省吾さんの詩は優しく、複雑で想像力を掻き立てられ、目線が広く、世界の平和、秩序、多様性の許容、また特殊な環境に置かれた人物に寄り添った言葉も多く、その境地にいる人は省吾さんの言葉に救われます。
コンサートにも何度も行きましたが、MCで語る言葉に感動したことがあります。
周りの人たちも泣きながら拳を突き上げます。あの空間が大好きです。

まとめ

人は比べる生き物。
親族や兄弟、いとこ。クラスメイト。
テレビに映る人。SNSで見る人。
宗教、国。

今、正しくない事をしている人も元は大きな希望を持つ素直な子供だった。
しかし人と比べ、欲を出し、君臨したい。と思う事が人間の本能であり向上心の源
人間ってイヤな生き物だな。と思うと同時に
人間にしかない理性で本能を抑えて、共存して、認め合って、自分の理想を押し付けず、依存せず、己の身の丈にあった生活を粛々と過ごし、目立たず、汚さず、残さずに人生を終えられたらいいな。
そう思い続けることが大事なのかなと思いました。

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