HSPの子供の頃

HSP

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子供の頃、あなたは他の子供たちと少し違うことを感じていたかもしれません。しかし、その違いが何なのか、なかなか理解できなかったかもしれません。大人になった今、あの頃の出来事を振り返ってみると、自分がHSP(Highly Sensitive Person)だったことに気づく場面がたくさんあったことに気づくかもしれません。

騒がしい教室での一日

授業が始まると、教室はすぐに騒がしくなりました。
クラスメートたちが大声で話し、笑い合う中、あなたはその騒音に圧倒されてしまいました。
先生の声が聞き取れず、集中することが難しく感じました。
その時のあなたは、仲間に入れずに不安に思っていたかもしれません。

私は授業が始まるギリギリに学校へ着くように登校していました。
登校してから朝の会が始まるまでの時間が苦痛でした。

他人の感情に強く共感

友達がいじめられている場面を目撃した時、あなたはその友達の痛みをまるで自分のことのように感じました。
胸が締め付けられるような思いをし、友達を助けたいという強い衝動に駆られました。
あなたは友達に手を差し伸べ、友達と共にいじめに遭う事はありませんでしたか?
そして心の中にある正義感をいじめる人に言えず、怒りを感じることがありませんでしたか?

私は友達のいじめに気づいて話しかけ、一緒にいじめを受けるようになりました。
抵抗は出来ず、正義感はあるので屈せず3年我慢しましたがある日登校拒否をして親に話しました。当時の自分にとってとても恐怖だったことを覚えています。

課外活動の後の疲労感

放課後のクラブ活動やスポーツの練習が終わると、他の子供たちはまだ元気いっぱいで遊んでいましたが、あなたは家に帰って休みたくて仕方ありませんでした。過度な刺激にさらされた後の疲労感がとても強く、エネルギーを使い果たしてしまったように家ではぐったりしていませんでしたか?

私は部活が体操部で個人種目なので大好きでした。しかし帰り道は必ず先輩と帰らなくてはならず、先輩は部活の時と帰り道でキャラが変わるので気を使って疲れていました。母に八つ当たりをしていた記憶があります。

自然の中での安らぎ

週末、家族で公園に出かけた時、あなたは木々の緑や小川の流れに心から安らぎを感じました。自然の中にいることで、まるで心が浄化されるような感覚を覚え、静かな時間を過ごすことが何よりの癒しでした。

渓流が近くにあり、ダム下の公園などに連れて行ってもらいました。今でも滝やダム放水を見るとそのメカニズムや建造物に感動し、夜の星空を流れ星を3つ見るまで見上げる~というのが癒しで人間のちっぽけさを感じ癒されます。

美術や音楽に強く感動

学校の美術の授業や音楽のコンサートで、他の子供たち以上に深く感動しました。
一枚の絵や一曲のメロディが、あなたの心に深く響き、涙を流したこともありました。
その感受性の豊かさは、あなたにとって特別なものでした。
友達に話しても「良い!」と思うポイントが合わず、表面的な感動ではない深い部分を共感できる友達に出会ったことがない。と思ったことはありませんか?

私は特に音楽に感動しやすく、内臓が震えるような感動を覚える経験が数回あります。
しかしほぼ共感は得られず、昔から自分は変わってるのかな?と思っていた部分です。

小さな変化に敏感

家の模様替えや学校の新しいクラスメートなど、小さな変化にも敏感に反応していました。
環境の変化に対する不安感は強く、新しい状況に慣れるまで時間がかかりませんでしたか?
転校生などをサポートすることに生き甲斐を感じていませんでしたか?

私は保育園や小学校の写真で転校生と映った写真が多いです。
ポツンと一人でいる人を放っておけない子供でした。
今ではひとりでいたい。と思いながら過ごしています。

深く考え込む癖

宿題やプロジェクトに取り組む際、細部まで注意を払い、完璧を目指す傾向がありました。
自分が納得するまで、何度も確認し、修正を繰り返しました。
その結果、他の子供たちよりも時間がかかり、自己批判をしていませんでしたか?
友達に考えを話すとピンと来ない顔をされ、いつしか一人で考えこむようになっていませんか?

私の学生時代、文化の日に向けて絵や版画などの作品を仕上げるのですが、美術の時間内に納得の行くものが出来ず、ほとんど提出出来ませんでした。


これらの経験を振り返ることで、HSPであることを改めて認識する場面が多くあることに気づくでしょう。みなさんはどのくらい当てはまりましたか?

HSP(Highly Sensitive Person)の子どもは、特に幼少期にその敏感さゆえに、他の子どもとは異なる経験や行動パターンが見られることがあります。
彼らは感覚的にも感情的にも繊細で、周囲の環境や人々の感情に強く影響されるため、いくつかの特徴的な行動や反応を示すことがあります。
HSPの子どもに特有の状況や行動として、以下のようなことがよく見られます。

音や光、匂いに敏感

HSPの子どもは、強い音やまぶしい光、強烈な匂いなどに敏感です。たとえば、騒がしい場所や音が大きいテレビ、ぎゅうぎゅう詰めのイベントなどが苦手で、これらの環境でストレスを感じやすくなります。また、衣服の素材や肌に触れる感覚にも敏感で、特定の服や靴が不快だと感じることもあります。

: 派手なパーティーや運動会のような大きな音や人混みの多いイベントに参加するのを嫌がったり、泣き出すことがあります。

感情の変化に敏感

HSPの子どもは、周囲の人々の感情に非常に敏感です。両親や友達が怒っている、悲しんでいる、喜んでいるなどの感情をすぐに察知し、自分もそれに影響されやすいです。他の人がイライラしていたり、争っていたりすると、それが自分の責任だと感じたり、過剰に心配することもあります。

: 家族やクラスメートがケンカしていると、自分も不安になってしまったり、和解させようと必死になることがあります。

一人の時間が必要

HSPの子どもは、刺激に敏感であるため、一日の中で「リセット」するための静かな時間を必要とします。人混みや賑やかな場所にいるとすぐに疲れてしまうため、自分だけの落ち着いた場所で一人になりたがります。この時間は彼らにとって、過剰な刺激からの回復のために重要です。

: 家族で外出した後や学校から帰ってくると、しばらく一人で静かに過ごしたがることがあります。

深く考える

HSPの子どもは、小さな出来事についても深く考え込み、他の子どもに比べて哲学的な質問をしたり、物事の本質を探求することがあります。彼らは、自分や他者の行動、世界の出来事についても多くの時間を使って考え、時に大人でも驚くほどの洞察力を示すことがあります。

: 「なぜ人は戦争をするの?」「動物も悲しい気持ちになるの?」など、大人でも考えさせられる質問をすることがあります。

新しい環境や変化を怖がる

HSPの子どもは、新しい場所や状況に慣れるのに時間がかかることがあります。彼らは予測できないことや急な変化に不安を感じやすく、引っ越しや新しい学校、初めての経験などに対して恐れや緊張を感じやすいです。

: 新しいクラスや習い事に行くことを嫌がり、最初は消極的だったり、親にべったりすることがあります。

創造性が豊か

HSPの子どもは、想像力が豊かで、独自の視点を持っています。芸術や音楽、物語づくりなどの表現活動に興味を示すことが多く、自分の感情や考えをクリエイティブな形で表現することを好むことがあります。感受性が強いため、美しいものや自然に感動することが多いです。

: 一人で空想の世界を作り上げて遊んだり、絵を描くことに没頭したりすることがあります。

批判や失敗に敏感

HSPの子どもは、他者からの批判や失敗に対して非常に敏感です。誰かに叱られたり、失敗を指摘されると、深く傷ついたり、自己否定に陥ることがあります。また、完璧主義的な傾向が強く、ミスをしないように非常に注意深く行動することもあります。

: 学校のテストで間違えると、必要以上に落ち込んだり、失敗を繰り返さないようにと緊張して