私と継母では考え方、価値観があまりに違い過ぎて一緒にいると短時間でギブアップ。
自分がHSPと分かったらなぜこの人と嚙み合わないか、なぜ疲れてしまうのか、どんな対策をしたらいいかが分かります。
苦労のはじまり
私の母は、私が18歳の頃「骨髄性慢性貧血(再生不良性貧血)」という難病指定の病気で亡くなりました。
4年後父が再婚。相手は独身の50歳になる年上女房。
実家暮らしで料理を作ることも、掃除することも苦手な人でした。
私は15歳から3年間母の入院の度に家事と学業を両立し、朝ご飯、お弁当、買い出し、晩御飯、洗濯、土日は掃除したり面会に行ったりする生活をしており、今で言う【ヤングケアラー】でした。
母が亡くなった後は4年間、母替わりをして弟の参観日や3者面談にも出向いていました。
私は再婚には反対でした。弟たちが高校卒業するまでは自分がやってあげたいと思っていました。
それが使命だと感じていました。自分は18歳まで母と過ごせたのに弟たちは11歳13歳で母と別れる事になった事を申し訳なく感じていました。
しかし、父親には継母がやるから手助けするな。と言われ、どんどん汚くなっていくキッチンやそんなキッチンをそのままにしてブランド物のコーヒーカップでお茶をする継母の事がストレスで継母も弟たちや私に対して態度が変わっていき、私の事を無視するようになりました。
私は自分の思っていることをぶちまけられないまま2年我慢して、下の弟が高校に入った後、家を出て一人暮らしを始めました。
その後、さまざまあり青春を苦悩の中生きてきました。
HSPであるが故、思っている事を話せない。という事の弊害は大きく、自分を苦しめる事になります。
あの時、家を出る決断をしなければさまざまな事に巻き込まれずに済んだのではないか。
とふと考える事があります。
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私と継母の関係(HSP&スピリチュアル)
多くの家庭では、継母という存在が関係性に独特の色合いをもたらします。さらにその継母がスピリチュアルな観点を持っている場合、関係は一層複雑になります。
HSPとは?
HSPとは、高度に敏感な人々を指し、外部からの刺激や感情に対する反応が非常に強いと言われています。HSPの特性としては、感受性の高さ、直感力の強さ、共感能力の高さなどが挙げられます。
スピリチュアルとは?
スピリチュアルとは、魂や精神世界に対する深い関心を持っており、日常生活においてスピリチュアルな考え方を重視します。
この場合継母の価値観や信念が家庭内の関係に与える影響は大きいと言えるでしょう。
具体的なエピソード
– 初対面の印象
父の再婚で出会った継母。
- 太い木にしめ縄がしてあると車の中から手を合わせる。
- 朝イチの太陽からエネルギーをもらう。と言って土日の朝は早起き会というのに参加する。
- それまで独身だったのは20代の頃に受けた占いで「その人とは結婚しない方が良い」と言われたから。
と何ともつかみどころのない人でした。何かを信仰している人なのかな?と思っていました。
– 自己批判と自己肯定感の対立
HSPとして自己批判的な考えを持つ私と、自己肯定感が高いスピリチュアルな継母との間に生じる考え方の違い
- 仕事帰りが遅くなった。「疲れたなあ。」と言うと
「じゃあ、大木様に手を合わせてみるといい。」と勧めてくる。 - 「最近何をするのもおっくうだ。」というと
「最近、地球自体のエネルギーが放出されて人間の気力低下の要因になっているらしい。」と話し始める。
疲れや気力がなくなるのはキャパオーバーで自分を理解せずに効率悪い動きをするからだ。と思う私に対して自分のせいじゃない。大木や太陽からエネルギーをもらえば大丈夫。という考えが理解出来ない。
そして私は「理解出来ない」という事を告げる事が出来ない。
「へ~そうなんだ~」とあいまいな相槌をしてしまう。
毎日話す度にどっと疲れました。
スピリチュアルな考えを持つ非HSP
スピリチュアルな継母との関係は、私自身の価値観や信念を揺るがすものでした。
それでも継母の考え方として素晴らしいと思えるものもありました。
- 母の日はプレゼントにではなく、選んでくれた気持ちに感謝が出来るところ
- 父が不倫をした際は「あの人は優しい人だから断れなかったのだろう」と行動するに至った心を想像する事が出来るところ
- 災難が降りかかった時は占いなどで今年はこういう年。と片付けられる
ある意味では楽観的で自分は揺らがない所が自分にないところで羨ましくもあります。
自己否定的HSPが自己肯定感が異常に高いスピリチュアルな人とどう関わるか
スピリチュアルな継母との関係は一筋縄ではいきませんが、違いを尊重し、物理的な距離をとることで新たな理解が出来るようになります。
私は今故郷を遠く離れて暮らしています。15年のうち2回しか里帰りをしていません。電話でも疲れ切ってしまうので1年に数回。
家族だからと言って頑張らなくても良いと思えるようになりました。
自分がHSPであると分かったことで人との付き合い方がとても楽に考えられるようになりました。
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